DAC

DACとは、Direct Air Capture の略 CO2を大気中から直接抜き取るための技術です。

空気中にはCO2以外にも酸素や窒素など、多様な気体が含まれています。気体同士を分離して抜き取るというのは、一体どうすればできるのでしょうか。

実はDACの原理自体はごくシンプルなもの。大まかに言えば外の空気を扇風機で吸い上げ、二酸化炭素だけを吸着する薬剤を含ませたフィルターでこしとるのです。

フィルターを通った後の空気はCO2が取り除かれた状態なので、あとは外に戻せばOK。フィルターで吸着したCO2はその後、大気中に流れ出ないよう閉鎖された場所でフィルターから離され貯蔵されます。

大気中のCO2濃度を直接減らすことができる技術は他にもありますが、水の使用量や必要な土地の広さなど、他のものに比べて優位に立てる点があると期待されています。

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