Category : 科学用語説明


DAC

DACとは、Direct Air Capture の略 CO2を大気中から直接抜き取るための技術です。

空気中にはCO2以外にも酸素や窒素など、多様な気体が含まれています。気体同士を分離して抜き取るというのは、一体どうすればできるのでしょうか。

実はDACの原理自体はごくシンプルなもの。大まかに言えば外の空気を扇風機で吸い上げ、二酸化炭素だけを吸着する薬剤を含ませたフィルターでこしとるのです。

フィルターを通った後の空気はCO2が取り除かれた状態なので、あとは外に戻せばOK。フィルターで吸着したCO2はその後、大気中に流れ出ないよう閉鎖された場所でフィルターから離され貯蔵されます。

大気中のCO2濃度を直接減らすことができる技術は他にもありますが、水の使用量や必要な土地の広さなど、他のものに比べて優位に立てる点があると期待されています。


デジタルフォレンジック

情報端末やネットワーク上に残された電子記録を読み取る技術。企業内の不正行為をあぶり出したり、外部からのサイバー攻撃の手口を特定したりするために使われる。


5G

5Gとは正式名称を第5世代移動通信システムといい、「5th Generation」の略称。
4G(LTE)の次世代規格と位置づけられ、最高速度は10Gbps以上の速度を誇る。
一説では最大理論値で20Gbpsに達するとも言われ、現行規格の4G(LTE)との比較で約1000倍に達するのではないか?という見解も見解もある次世代の通信システム。
また、5Gが発するミリメーター波(MMW)はアメリカの国防総省が軍事用に開発したもので浴びると人体への影響が懸念されている。


デジタルツイン

工場や製品などに関わる物理世界の出来事を、そっくりそのままデジタル上にリアルタイムに再現するという意味。実際に製造する工場や出荷する製品を、システム上にあたかも双子のように現実世界を模したシミュレーション空間を構築し、現実の工場の制御と管理を容易にする手法。次世代のものづくりにおける重要なコンセプトであり、インダストリアル4.0を支える重要な技術とされている。


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